ポケモンコロシアム グライガー 色違い

「ところで俺の色違いダークグライガーを見てくれ、こいつをどう思う?」


「すごく…大きいです…(総録画容量)」

なおこれで全部ではないので実際はもっとでかい模様

 

そういうわけでずっとだらだら続けていたポケモンコロシアムでの色違いグライガーの厳選が終わりました。2021年からスタートして2年ぐらいサボってからようやく出たというようなものなのでいやはやコロシアム厳選は恐ろしい(主に消費時間の多さ)。ポケモンコロシアムにおける色違い厳選方法については他のブログとかつべにあがってる動画でも見てください。説明がめんどくさいので。

グライガーが出てくるタイミングは強制戦闘かつまだストーリー中にマスターボールを入手できないので、拡張ディスクを使ってせこせこマスターボールを集める必要がある。これがもうビックリするほどめんどくさくて、ここだけで10~20時間ぐらいかかるというバカ仕様。

全然関係ないけど今ポケモンコロシアムの拡張ディスクって一枚2~3万円もするのヤバイ。ヤバイわよ!

 

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↑これは「生いわよ!」

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↑これは「キャルちゃんヤバヤバ合作」

 

本当はポケモンコロシアム厳選とかウェーブバードとかGCいっぱい使って複数画面厳選するような難易度の物なんだろうけど残念ながら僕にはそんな経済力はないので一画面で頑張って出しました。

まあ苦労して出した分その感動もまたひとしお。ちゃんとリライブして、

エメラルドに持ってきました。

かわいいねー

 

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↑これは「女の子がかわいい合作(変わるかもしれません)」

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↑これは女の子がかわいい合作とは何の関係もない「かわいい合作」

 

僕の一番好きなポケモングライオンです。まず手が鋏って言うのがいいよね。あとサトシの手持ちに居た時のグライオンくっそかわいいし。

↑実はこれはグライオン

なのでこの子をリボンコンプ最強グライオンにしようと思います。がんばるぞー。

 

 

でわでわ。



 

4月に観たもの読んだもの

4月に観たもの読んだものです

※作品のネタバレを含みます

 

オッペンハイマー

「原爆の父」、オッペンハイマーはどのようにしてその大量破壊兵器をこの世界に生み出したのか、彼の壮絶な人生を追っていく映画。

この映画について話す前にまず最初に声を大にして言っておきたいことがある。それは、「この映画を劇場で観るのなら絶対にIMAXで観ろ」ということ。IMAXだと通常の料金に+600円必要なのだがこの映画の場合むしろ「たったの+600円でここまでの演出を観ていいのか?!なんなら通常の倍の値段ぐらい払った方がいいんじゃないか?!」と思わせるほどに音声映像共に演出が素晴らしい。波や粒子等の物理化学的な事象のCGとそれに伴う音声や爆発の音と光、衝撃波、さらにはオッペンハイマーの脳内描写で現れる人々や精神世界の描写、どこをとっても間違いなくIMAXで見る価値があるといって良い程に演出が拘られている。

これら演出の何が素晴らしいかというと、難しいことを良く知らなくても文字通り直感的な理解がしやすいという所じゃないだろうか。こういうタイプの映画はなんとなく小難しい雰囲気になって視聴中に疲れが溜まってしまうことがあるが、オッペンハイマーではそういった化学的な描写をシンプルなCGで端的に描き切ることで視聴者をダレさせない工夫が凝らされていて非常に良かった。やっぱり大衆に受けるものって難しい事知ってたり考えなくても分かるものなんだよなと感じさせられる。

ストーリーについては、3時間という長丁場だったがその時間を考えなくなるほどクオリティが高く没頭できた。最初の数十分ぐらいまではあまり勢いが無かったがロスアラモスに原爆の研究所を建てて全員で実験や製作を行うシーン辺りから時間の感覚が吹き飛んだ。研究所の人々が様々な利害関係や腹の探り合いがありながらも協力してなんとか原子爆弾への完成へ漕ぎ着けるシーンはシンゴジラ巨災対が協力して凍結作戦に向かい奮闘するシーンと似たようなものを感じて熱くなった。大人たちがとんでもなく大きな目標に向かって必死に事務作業をこなしているというような泥臭いシーンに弱い。

その後の原爆を投下したことによるオッペンハイマーの良心の呵責の描写も素晴らしい。原爆を完成させるまでは見えなかった膨大な数の犠牲者に対する、一人で背負うにはあまりにも重すぎる罪と業に苛まれるオッペンハイマーの苦心が嫌というほど伝わってくる。締め方も実に良い。原爆が完成した時点でその炎はすでに連鎖し、全世界を燃やしてしまっていたのだというエンディングは非常に味のある終わり方だった。

人間はその時代や環境によっていとも簡単に技術を非道徳的な方向へ利用してしまうのだ。その後悔に気づいてももう遅いというのは、次紹介する作品にも通ずるテーマだろう。

∀ガンダム

月に住む人間、ムーンレイスであるロラン・セアックが地球に降り立ち、ホワイトドールと呼ばれるモビルスーツターンエーガンダムに乗り地球人とムーンレイスの調和を目指し戦う。

∀ガンダムはずっと見たかったのだけれど、契約してるサブスクではどこも配信していなかったので見たいなあ見たいなあと思っていたらありがたいことにHuluで配信がスタートしたのでようやく見ることができた。

ターンエーガンダムは個人的になにかと思い出深いモビルスーツで、6歳ぐらいの頃、なんとなく買ったホビージャパンをぱらぱらとめくっていたら突然、余りにもシンプルかつスタイリッシュ、そして優しいデザインをしたガンダムが僕の目に飛び込んできたのだ!初めて見た∀のデザインに一撃で心を奪われた僕はすぐに父親に頼み込み近くの家電量販店に行ってHGターンエーガンダムを買ってもらった。自分の記憶では確かこれが初めて買ってもらったHGのガンプラだった気がする。(因みに一番最初に買ってもらったガンプラはMGのシャア専用ズゴックだったのだけどガキの頃の自分には難しすぎて作るのを諦めた。)

そんなわけでようやくこの目でガシガシと動くターンエーを見れてシンプルに嬉しい、眼福だ。そしてもう一体、ターンエーの兄弟ともいわれている機体のターンX、こいつもまためちゃくちゃにかっこ良くて、デザインを担当したシド・ミード氏のセンスのやばさが光る。

この武器の詰まったデカいバックパックに左右非対称のデザイン、分離合体が可能なキングジョーみたいな機体構造、「胸にXの形をした癒えない傷を負っている」とかいう厨二感爆発の設定と、どこをとってもかっこよすぎる。

極めつけはこの二体の機体がもつチート能力、「月光蝶」。この機能はナノマシンという、人工物を全て砂に帰すというトンデモ物質を散布するのだが、作中ではこの機能によって一度人類の文明が全て砂にされ、歴史がゼロに戻されたことがあるというのだ。ちなみにこの能力によって消された旧時代の歴史のことが「黒歴史」と呼ばれている。この能力も僕の好みにどストライクにである。僕が好きなロボットには二種類タイプがあって、一つ目が物理法則とか全部ぶっ飛ばしたくそでかいロボット。グレンラガンとかゲッペラーとかユニクロンとかその辺。もう一つが否応なしに全てを無に帰すような絶対的な最強能力を持つロボット。イデオンとかエヴァ初号機とかそういうの。この月光蝶は後者に見事合致していてとんでもなく癖。世界が滅びるのなら圧倒的な力をもった巨大ロボットに破壊されたい。

一通りデザインや設定を褒め倒したが、ストーリーもとても良い。作品内で一貫して描かれるのが人間の生み出した道具を人間自身がどのように使うか、そしてその使い方の善悪が常に問われている。例えば作品内において旧時代の遺物として核爆弾が残されていたのだが、発見した人々はその危険性を知らずに戦争に利用しようとして、核爆弾を起爆してしまう。その結果近くにいたパイロットは死んでしまい、周囲数kmが灰燼と化してしまう。そしてその威力に怯えた科学者は残りの核爆弾を宇宙に捨ててくれとターンエーに託す。最終的に宇宙に出たターンエーは月に向かって落下している巨大な星の残骸に核爆弾を投げつけ残骸を破壊し、月を残骸落下の危機から救った。これら二つのシーンの対比はまさにこの作品のテーマを表すと言っていいだろう。またターンエーガンダムパイロット、ロラン・セアックターンXパイロットであるギム・ギンガナムとの最終決戦において、人間の作りし叡智であるモビルス-ツを平和を目指して利用するべきだという考えをもつロランに対し、武家であり闘争本能の強いギンガナムはターンXを利用して思う存分戦いたいという思想のぶつかり合いが発生する。しかし、二人の考え方が違うだけでやはりこの戦いも根底にあるものというのは人間の道具の使い方とその善悪の判断なのだ。その他にも戦闘兵器であるはずのターンエーが洗濯を手伝ったり、家畜を輸送したりと本来の用途から外れ、人の生活を手伝うような使い方をする描写が非常に多くモビルスーツというもののあり方が考えさせられる。数々の戦争の末行きつく∀(全て)のガンダムシリーズを内包するにふさわしいテーマだろう。

↑洗濯物を干すターンエーガンダム

この素晴らしい世界に祝福を!3 3話まで

この素晴らしい世界に祝福を!」の第3期。ひょんなことから異世界に転生してしまった引きこもり男子高校生、カズマと、転生特典で一緒についてきた駄女神アクア、爆裂魔法という特大コスト魔法しか使えない魔法使いめぐみん、ドMで貴族のクルセイダーのダクネスの4人がなんやかんやありながら魔王討伐に向けて冒険を続けていくという作品。

まず最初に言っておくがこのすばを見てない人は人生を999割999分999厘は損しているので絶対に見るべきである(断言)。なんでこんな過激派なのかというとこのすばにも個人的にかなり思い入れが強く、自分が初めてちゃんと見た深夜アニメがこのすばだったのである。それも受験期のかなり精神が荒んでいた時で、そんなときにこのすばを見た結果面白すぎてドハマりしてしまった。それ以来このすばはずっと精神安定剤になっているし、正直今生きてる一番の理由がこのすばの続きを見るため。そんなこのすばの続編がようやく放送されたのでもう嬉しすぎて死ぬ。いや、このすばを見たいので生きる。

内容に関してはこれまでのアニメシリーズや映画と変わらず、キレのあるギャグにテンポよく非常に見やすい構成、綺麗な作画に神楽曲と魅力を挙げだしたらキリがない。特に今回は王族との絡みが多いので、庶民階級でマナーのなってないダクネス以外の3人に手を焼く貴族階級出身のダクネスというシーンが多くて笑える。

このすばは原作ではなくアニメで追おうと決めているのでこれからの展開も楽しみ。というかこのすばが一週間に一話放送されるというだけでもう楽しみ。みんなもこのすばを見よう。

ブルーアーカイブ The Animation 4話まで

ソシャゲであるブルーアーカイブのアニメ。僕はブルアカはツイッターと音madの知識しかないのでまじで全く解説できないです。ごめんなさい。ゲーム未プレイ勢からしたら正直どういう目的で先生が来たのかとか全く分かんない。
内容についての感想としてはほんとに「うわ~音madで見た子たちが動いて喋ってるぞ~」以外に出てこない。でもキャラはかわいいし雰囲気もしっかり面白くて見てて楽しい。ただ一つだけ気になるのが先生の存在で、「正直この話別に先生居なくても成り立つのでは、、?」とどうしても思ってしまう。まあでもソシャゲ原作のアニメだしプレイヤーである先生の位置づけはこんなものでいいのかなとも思ってしまう。なによりソシャゲ原作の作品がアニメ化してくれるというのはソシャゲ遊ばない、遊べない勢にとってありがたいことなので、まあわからんなりにストーリーや雰囲気を楽しんでいこうと思っているよ。

bebebekebebebe.hatenablog.com

リリイ・シュシュのすべて

とある田舎に住む中学二年の蓮見雄一はかつての親友であった星野にいじめられ、毎日苦しい日々を過ごしている。そんな彼が持つ唯一の居場所が自らが運営するカリスマ的歌手リリイ・シュシュのファンサイト、「リリフィリア」にいる時だった。

この映画もまた素晴らしい。まず何といっても劇中で常に漂う退廃的な雰囲気、そして社会に対する不安や恐怖が常に付きまとうような思春期特有の感覚がもろに伝わってくるカメラワークや作中の空気感。この作風だけでこの映画を見る価値が大いにある。さらに舞台が田舎ということも相まって見える世界やコミュニティの狭さによる閉塞感や息苦しさにも拍車がかかり、ザ・学生的な陰鬱さを色濃く感じられる。この空気に憎悪と同時に(感じるのも癪な)奇妙な心地良さも感じ、まさに矛盾やジレンマに悩む思春期的な思考回路とリンクしている。観始めたら嫌な汗をかきながらも画面から目を離すことができなかった。

劇中では常に狭苦しいコミュニティへの無力ゆえの隷属が描かれており主人公雄一に対する万引きや自慰行為の強要、女子の陰湿ないじめなどのシーンは言わずもがな、学校の先生や親など、助けてくれるはずの大人の対応はまるで他人事で全くもってあてにならない、その上場所が田舎であるため他の場所への導線も少なく、学生なのでどこかに逃げようと思っても年齢や経済的な理由で物理的に離れることもできない。ずっとどこへ行くこともできない、八方塞がりな環境なのだ。その様な停滞した状況では考え方や行動も歪みひねくれるのは当然だろう。閉鎖的なコミュニティの良くないところが余すことなく描かれている。こういったシーンが延々と描かれるからこそ要所要所に表れるコミュニティへの反抗、反骨心が醜くも美しく光る。

最初の表れは札束の入った封筒を盗んで雄一や星野たち5人で沖縄旅行へ行くシーンだろう。このシーンは全編、沖縄旅行をハンドカメラで記録しているという設定なのでカメラの手ブレや画質の悪さなどが等身大の学生の視点というものにさらに磨きがかかっている。この旅行で後のいじめっ子である星野は夜の海で飛んできたダツに刺さりかけ、危うく命の危機に瀕する所だった。そのことを現地の人に話すときっと悪いことをして神様を怒らせたから死にかけたのだという沖縄の考えを教わる。その後、旅行中にちょくちょく出会っていたおじさんが交通事故で死んでしまう場面に出くわすのだった。この一連の出来事で星野の死生観が形成されたのだろう。

次の場面は援交の斡旋に利用され援交を強制されている女子がその斡旋元からの賃金を渡されたという場面(ていう経緯であってるかちょっと不確か、間違ってたらごめんなさい)で、その女子は悔しさや虚しさなど様々な感情のあまりもらった紙幣を地面に捨て、原型がなくなるまで踏みつける。このシーンの役者の演技がめちゃくちゃ上手くて、どうしようもない溜まった感情を吐き出すような動きや表情がまじで最高。やりたくもないことをやらされ、それによって受ける対価と評価をズタズタに破くという行動はまさに反逆を体現するものだろう。

最後はいじめっ子の星野を雄一が背中からナイフで刺し殺すシーン。リリイ・シュシュのイベントで青猫というユーザーと会おうと言っていた雄一。いざ会場に来てみると青猫であるという目印の青りんごを持っているのはなんとあの自分をいじめている星野ではないか。星野は雄一のチケットを奪い取り丸めて捨ててしまう。チケットを失いイベントが終わるまで会場の前で呆然と立ち尽くしていた雄一はイベントが終わって出てきた人混みの中を指さし「リリイ・シュシュがいる!」と叫ぶ。その発言に扇動されリリイ・シュシュを一目見ようと流れだすたくさんの人々、その中をかき分け雄一は星野を背中からナイフで刺して殺してしまうのだった。この出来事で雄一は独裁的にグループを動かす星野とリリイ・シュシュのファンを集めリリフィリアを運営する自分が本質的に同じ立場にいること、そして自分もトップの立場を使い力を行使することができることに気づいたのだろう。その力で狭いコミュニティに押し込まれいじめられる星野に反逆を行うのだ。しかしそれは自分が集団のトップに立ち自分の好まないものを虐げる星野と何も変わらない、そんな矛盾したシーンなのだ。

とにかく陰湿な雰囲気と反社会的な展開、環境に苦しむ学生たちの生活、そんな中で映るのどかで綺麗な田園風景のコントラストは他の映画ではなかなか味わえないような体験が得られるのでぜひとも一度見てほしい。

音mad諸々

ポケモン】好きなポケモン音源発表ドラゴン【GBAアレンジ】

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ポケモン三世代は神。みんなも、三世代やろう!

 

 

【合作】フォニイ

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超豪華メンバーによるフォニイ合作。全パートびっくりするぐらいクオリティが高く中毒性も高い。フォニイmad作られていく毎に簡単なことも分かったりサビ延長されたりbdd流行ったりハイスピード音割れになったりと文脈が多すぎておもろい。一番好きなパートはこれ。

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ライアー先輩 やる気ないバージョン

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音作りがセクシー…ヘロイン!

これ元のライアーダンサーisonosuke REMIXもまじで神なので聞いて欲しい。

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4月はこんな感じでした。

着々と書き終わる日が遅くなっていっててやばい。どっかでちゃんと早めに書き終わらないといけないとは思いつつもなんだかんだだらだらしてしまう。ダメ人間だ。

↓だめにんげんだ!

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でわでわ

ソシャゲが遊べない

オタクって傍から見たら何を気にしているのか訳の分からないような偏屈な拘りがあるものなのだが、それは自分にもあって、例をあげるとすれば「シリーズ物の作品を追う時は極力作中世界の時系列順に観る」というもの。時系列順で観ると、本編の前日譚的な話を先に観てしまい、理解するのが難しいのであまりお勧めされるものではないのだけど、それでも時系列順に観ようとするのは、理解云々以前に自分はその物語の世界への没入を重視しているからだろう。自分の中では詳しい理解なんて見てる最中にできなくとも後からゆっくり続きの作品を観て理解していけばいいものだと考えているので、それよりも描かれる世界観の中に入っていきたいという意思からのものだ。「そんなの観てて面白いの?」と思われるかもしれないけれど僕なりにはそれが一番楽しめる視聴方法なのである。

それと似たようなお話で僕はスマホゲー、の中でもいわゆる「ソシャゲ」と言われる分類のゲームがプレイできないという”拘り”がある。これには二つ理由があって、まず一つ目はシンプルに僕がソシャゲにハマってしまった場合、恐らく際限なく時間とお金が溶けていってしまうだろうという予見故。僕は脳内で感じる快楽を我慢するためのブレーキの効きが極めて弱く、一度ソシャゲのガチャやらなんやらで脳内麻薬を浴びてしまうと、もう一度、もう一度…と永遠に快楽物質を求めてしまい、終わりがなくなってしまう。そこで代わりに浪費するものが時間とか体力とかだったらまだいいのだが、(実際、一時期ポケモンの色違い厳選にのめりこんで無限に時間を費やしていた時期があった。)大抵のソシャゲで要求されるものというのは所謂石、つまり課金アイテムだ。一度課金して出したガチャの当たりから得られる快楽物質を得てしまえば、あれよあれよと財布の中身がゲームに吸われてしまって結果目も当てられないことになってしまうというような未来が容易く想像できてしまうのだ。それは自分が考えた時非常に困る。だけど中途半端に欲望を我慢してプレイし続けるというのも気持ちの良いものではない。なので予めプレイを制限して自分を戒めている。

もう一つの理由というのが自分がゲームの「主人公」となってストーリーに介入するということに強い抵抗を覚えてしまうから。僕が好きなソシャゲに(やってないけど)ブルーアーカイブというものがある。多分自分がキヴォトスという学園都市の先生になって、色んな生徒と交流を深めて…みたいなストーリーなんだと思う(ツイッターと音madでしか知識を得ていないにわか)のだが、この「自分が先生になる」という点において僕はひどく重い責任と、こんなカスみたいな奴が先生になる生徒が可哀想という考えのせいでブルーアーカイブのストーリーを追いたいという思いがあるにもかかわらず、それを実現できていない。なんかツイッターを見る限りすごく面白そうなストーリーをしているのにそれを自分の目で確かめられない、かといってネットの実況動画とかプレイ記録とかを見るのはそれはそれで自分以外の思考や選択が混じってきて純粋に楽しめないからできるだけ見たくない(でもあまねく奇跡の始発点だけはどうしても気になって仕方なくブログを読んじゃった)。なので我儘な話なのだがソシャゲ原作をアニメか漫画か映画か小説か、何でもいいから自分が第三者として俯瞰するような立場から見れる形で出してくれとずっと願っている。いや、ほんとに自分でプレイすればいいだけの話なんだけど。だから今期放送してるブルーアーカイブ The Animationはとても楽しく観させてもらっている。1話の時点で、インターネットの断片的な情報だけで止まっていた生徒たちについての情報が埋まっていって満足。この調子で原神とかポケマスとかのソシャゲも何らかの媒体で配信してくれたらウレシイ…。まじでゲーム本編やれとしか言われないだろうけど。それができない頑固なオタクを許してください…。

ちなみにブルアカだと鬼怒川カスミちゃんのキャラが性癖に刺さってて好き。

↑かわいい

 

3月に観たもの読んだもの

3月に観たもの読んだものです

※作品のネタバレを含みます

 

機動警察パトレイバー アーリーデイズ

一番最初のパトレイバーOVA。あらすじとしては「レイバー」という汎用作業ロボットの普及した現代の日本で起こる、レイバーを悪用した「レイバー犯罪」を取り締まるため警視庁により結成された特科車両二課中隊、略して「特車二課」、そして特車二課に配備されたレイバー、通称パトレイバーの活躍の日々を描くというもの。話数は全7話でストーリーのテンポも良く非常に見やすかった。作品の雰囲気もコメディとシリアスの両方の要素がメリハリ良く作られている。

特車二課はレイバーの犯罪を取り締まるということでザ、主人公って感じの様子で描かれるのかと思いきや全然そんなことはなくて、むしろ配備場所は僻地にあるわ上からの命令や生々しい大人の事情によって骨を折ったり割を食わされたりでかなり苦労が多い。そんな困難に奔走する特車二課の面々の姿が泥臭くて親近感が湧く。

兵器や人々の描写もリアリティに富んでおりあくまでも現実の工業用機械から延長したロボットを取り巻く物語なんだよという意図が伝わった。(でもレイバーのバトルシーンはめっちゃかっこいい。)

個人的に特に印象に残っているシーンの一つが第一話でテロリストが盗んだレイバー(「ぴっけるくん」とかいう名前らしい。かわいい。)が道路を走るシーン。

この多脚ロボットに桜並木という描写の綺麗さに思わず「うおっ」となってしまった。

押井守監督作品を見るのはこれが初めてなのでもっと色んな作品を見てその作風を味わっていきたい。

機動警察パトレイバー the Movie

上で紹介した作品の続編にあたる劇場版作品

キャラクターや設定は同じで、今作は国により進められる東京湾の大規模埋め立て工事である「バビロンプロジェクト」という事業と、その工事のレイバー用拠点となる「方舟」から身を投げた帆場という天才プログラマー、そしてその帆場の作ったレイバー用新OS「HOS」をインストールしたレイバーの立て続けの暴走事件。これらの関係性とその事件の解決にあたる特車二課の物語。

この帆場という人物が中々良いキャラしており、真相としてはレイバーに低周波に反応し暴走するウイルスを組み込み都市で大量のレイバーを暴れさせ、街やバビロンプロジェクトの破壊を目論んでいたという物だった。

これの動機とか行動の意図が作中ではなんかいまいちふわっとしてるので自分なりに考えてみる。まず学生時代の帆場はMITに留学しておりそのあまりの賢さから、フルネーム帆場英一のイニシャル「E-HOBA」から聖書における神の「エホバ」と呼ばれていた。しかしエホバというのはヤハウェという名前の間違った読み方でありそのことを知った帆場は狂喜したというエピソードが語られる。この出来事に帆場は神という絶対的存在であってもその存在(今回では神の名称について)の流動性を止められないということを理解する。そして帆場は栄えては廃れ栄えては廃れを繰り返し、過去のものを無価値とするような、開発される東京の街の姿を上述の出来事と重ね合わせ、その性質と愚かさを見せつけるためレイバー暴走による破壊を企んだ。

ついには自らも人間や世界を嘲笑いながら方舟からの身投げ(→神からの絶対的加護であるノアの箱舟からの離脱)をし、かつて神と呼ばれていた自分の身を自らが味わった経験のように「大洪水=廃れ崩壊する人間の文明」という流動性に任せた…という感じだろうか。天才である帆場らしいなんともニヒルというかクレイジーな計画だ。まあでもこれら以外にも聖書ネタ沢山あったので俺にもっと聖書の知識があったらもう少し深く掘り進められたのかなぁ。

あと人類に対して大きな課題を残して自らの命を絶つというのは「シンゴジラ」の牧博士と似たようなものを感じた。もっとも、牧博士は人類の叡智への挑戦、科学の希望といった意味合いで放射能により生まれた怪物であるゴジラを残したが、帆場は最初から完全に人類を愚かなものとして嘲笑するためにこれらの犯罪を企てたといった点で本質的には真逆のことを狙っているが。

ちなみに松井刑事が帆場のかつての居住地を探る時のBGMがめちゃくちゃに良いので聞いて。

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ソウナンですか?

1話12分1クール12話1話完結型のいい感じに脳を使わずに見れる系のアニメ。修学旅行中に無人島に遭難してしまった4人の女子高生のサバイバル生活!というストーリー。

絵面はかわいい女の子達なのだがやってることはさながらディスカバリーチャンネルのサバイバル番組並みのガチサバイバル生活。平然と食料にセミを食ったり血液の栄養を得るため服で魚を絞り出てきた液体を飲んだりしまいには口からは雑菌のせいで飲めないコウモリのフン入りの水を大腸からなら摂取できるということで肛門から浣腸して飲んだりと中々すごい。見てる途中で気づいたけどこれを女の子以外のキャラクター、例えば成人男性4人とかで描いたらやってることがあまりにもエグすぎて見てられない、美少女で中和することでなんとかアニメとして放送できてるんだなあと。

あんまり重いものばっか見てるとだれてしまうのでこういう箸休め系のアニメも見てちょくちょく胃を休めてます。

勇気爆発バーンブレイバーン 8話から最終話まで

いやー色んな意味で中々すごい作品でしたねー。まず8、9話でブレイバーンの正体がなんとスミスとデスドライヴズの一体であるクーヌスと共に死んで融合?した結果生まれた存在であることが判明。スミスは所謂fate/snの衛宮士郎とアーチャーみたいな関係性だったわけだ。そして9話、続き10話でルルがイサミやブレイバーンが死ぬ未来を変えるため未来から来たという事実も明かされる。この時点でもう起承転結の転が二回連続でぶっこまれててツッコミどころが多いのだが、極めつけは最終話、なんやかんやあってデスドライヴスを全員倒すのだがその後デスドライヴス全員の欲望が叶って生まれたらしい最後のデスドライヴズがなんの前触れもなく出てくるしそれに対してブレイバーンは急に巨大化しちゃうしで最後の方に行くにつれて段々(良い意味でも悪い意味でも)バカアニメ度が増していってた。

個人的にはやっぱり敵の周りの設定とか色んな伏線とかもうちょっと丁寧に回収してほしかったかなーという思いはあるが、尺の都合とか色々きつそうだったしまあ仕方ないのかな。1クールしかないし。でもなんだかんだ強化フォームであるバーンブレイバーンとかは王道にかっこよかったし、あんまり深堀とかはしない大味なタイプのアニメだと割り切って見ればそれなりに楽しめた。キャラクターのインパクトは凄いものの、展開自体は超王道ロボットアニメなので初めて見る人とかにはおすすめなのかもしれない。いや、それはないか。

ちなみにデスドライヴズだとセグニティスさんが一番好き。

怠惰を司るらしく、見た目と言動はめっちゃ強そうだけど実際のところ全部ハッタリでワンパンでぶっ飛ばされてしまい、首だけの状態でブレイバーン達を褒め称えて消えてしまうというキャラクター性が好み。何かと戦う時は虚勢張ってなんぼよ。

↑でかセグニティスと一緒にこちらを見てくる公式サイトの線画セグニティスさん

菊池寛「無名作家の日記」

物書きとして有名になりたいと願う主人公、富井が持つ他の新人作家に対する嫉妬や僻み、交互に訪れる根拠のない自信と自分の能力に対する疑念といった創作者全員が少しはもつような汚い心情がただつらつらと書き綴られているという小説。ここからタダで読めるので興味があれば読んでほしい。

www.aozora.gr.jp

あらすじでも書いた通りこの話には特にオチはなく、主人公が、東京で同人誌を作りどんどんと文壇への道を歩んでいく、かつての文芸部の同級生に対して嫉妬僻みを煮やしたり、自分だけ無名のまま終わってしまうのではないか、置いていかれてしまうのではないかという途方もない恐怖を覚えたりするだけ。さらに他の文芸仲間の(世間的には評価の高い)その同人誌をけなすような会話に安心感を覚えたうえで、その同人誌から主人公も作品を載せないかという誘いがくれば天からの救いかのように縋り付き作品を送るという始末。しかしその同人誌を作っている同級生たちも中々性格が悪く、もとより主人公のことを文芸の才能が自分より低いと見下し、日ごろからバカにしており、主人公に作品を載せないかという誘いを送ったのも、作品を送らせたうえで「流石にこのレベルの作品は載せられないなあ」と作品をこき下ろして主人公をバカにするために送った誘いだったのだ。これによって主人公のプライドはズタズタに傷つけられ自分の情けなさに涙を流してしまう。しかしやっぱり涙を流すだけで、これをバネに主人公がとんでもない作品を書き上げるとか全てを捨ててなにもかもすっきり諦めるとかそういったイベントが起きるわけでもないままこの作品は終わる。

これがいいんだな。創作をするものが誰しも一度は思う「有名になりたい」という承認欲求、それが強くなるほど理想の自分と現実の自分のギャップに苦しみ、勢いだけで飛び出した自信と自尊心がどんどんすり減っていく。創作者誰もが有名になれるわけなんてなく、むしろ成功するのはほんの一握りだとわかっているのに抱いてしまう淡い期待。自分よりも成功しているものに対する羨望と恨み。

こういった感情は、インターネットが普及した現代にこそめちゃめちゃぶっ刺さるような内容だろう。今ではメディアやネットによってこの小説が書かれた時代とは比べ物にならないほど成功者の地位や名声の価値は高くなっている。その上昔と違ってわざわざ文章を書くなんて大仰なことしなくとも、スマホ一つで誰しもがその価値を手に入れることのできる可能性を持っている。となると今の、特に若者でこの感情が全く理解できないという人はそう多くないのではないだろうか。

もちろんこの小説を書いた菊池寛もこのような感情に囚われ拗らせていた。ていうかほぼそのまんま心情を書き連ねた半自伝みたいなものらしいしそうでもなければここまで解像度高い心情描写できないでしょう。ただ皮肉なことにこの小説を書いてから菊池寛はどんどん文壇の世界へと躍進していってその地位を確立していくのだけど。

小説自体はかなり短くて読みやすいし主人公の創作について苦しむ描写がとても綺麗に書かれており、グサッとくるものがあってとても良い作品でした。

音mad諸々

こんなおもしれえバカが見れるから

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利息回収のバカ通信mad

利息回収かなり好きな素材なんだけど最近あんまりmad作られてなかったからシンプルに新作が嬉しい。

 

 

おじかんいただきイ

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早瀬ユウカのハイスピード音割れフォニイ

多分これリスペクトかな?キャラクター立ち絵にセリフ合わせのこの方式シンプルで好きなのでもっと増えて

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限界まで節約した寿司屋でガリしか食べないミカへの先生のオーバーライド

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またもやブルアカの聖園ミカというキャラクターの、「寿司屋でガリしか食べないミカ」、通称ガリミカという素材のオーバーライド

その名の通り寿司屋でガリしか食べないという謎設定の聖園ミカのmad。この子意味わからん素材ばっかでマジで面白すぎる。聖園ミカはもう一つとんでもない素材「肉道具にされるミカへの先生の反応集」という素材があってそっちもめっちゃ面白いのでお勧め。僕の好きな奴も貼っときます。

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↓これはさっき紹介したハイスピード音割れフォニイリンク

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Tsukasa Café

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柊司のytpmv

綺麗な音と共にかわいい司が見れて幸せ。画面構成もシンプルだけど曲調とマッチした癖になる動き方で良い。

 

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3月の分はこんなもんかな。まあもう4月半ばだけど…

新学期でちょっと忙しかったという言い訳をしつつも自分の意志の弱さが情けなくなってくる;まあ何時までに投稿するとか決めてないからいいか…

でわでわ

2月に観たもの読んだもの

はじめまして、べべべべべべと申します。

 

このブログでは文章を書く練習として自分が観たり読んだりした作品(小説から音madまで色々)の所感や妄想や、ヲタク的な話などをずるずる書き記していこうと考えてます。

上から順に読むなり気になったものだけ読むなりゆっくりしていってください。

 

今回は2月に観たもの読んだものということで早速。

※作品のネタバレを含みます

 

仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲイン

仮面ライダーファイズ20周年記念のvシネ。

パラダイスロストなどのif世界線ではなく、テレビ時系列から20年後という時系列の正統続編となっている。
今作で肝になってくるテーマは「変化と不変」だと思う。

20年という月日の中、かつて巧の周りにいた人間たちは様々な理由でいなくなったり、新しいことに挑戦したり、と人間らしい変化の伴う生活をしていた。しかしオルフェノクであり、寿命の近い巧は死への恐怖や、仲間たちが巧を失うという変化を恐れ、(半ば自暴自棄でもあるだろう)自ら仲間たちとの距離を置き、人間とオルフェノクどっちつかずの立場にいた。

だが物語中盤、真理も死の象徴ともいえるオルフェノクになることで巧との距離が近づき結局彼はTV版同様、人とオルフェノクの共存を目指すことを決意。あの頃と同じく変わらない旧型ファイズの姿で、(色んな意味で)変わってしまった草加や北崎を打ち倒し、最後には皆で食卓を囲んで物語は幕を閉じる。

この結末は当時ファイズを見ていた人々に対する「巧たちは20年後も変わらず正義と悪の狭間で悩みながらも、日常を送っていますよ。」という原作側からの、所謂不変を肯定するようなメッセージが感じられた。まあ僕はTV版放送当時とか生まれてませんけどね。

新フォームのネクスファイズの映像演出も凝ってたし新キャラの胡桃玲菜もいい塩梅でキャラが立ってた。正しく「夢の続き」を見せられた気分で、かなり満足度の高い映画だった。

TV版らきすたOVA

まあ言わずと知れた日常アニメ。一応ストーリーとしてはオタクの女子高生「泉こなた」とその友人たちの日常生活という感じ。なんで今更らきすたなのかというと、単純に履修していなかったので。

作品内では小ネタの量が凄まじく多く、オタク、サブカル寄りなネタから時代を感じるようなネタまで幅広いバリエーションのイースターエッグが隠されている。

ちょっと気になったシーンを調べてみると「○○はこうこうこういう小ネタなんですよー」みたいなブログとか知恵袋とかがいっぱい出てきてそれらをはしごして調べていく内に気づいたら1、2時間経ってるとかもざら。しかも製作が京アニなのも相まってもろに別作品のキャラが出てくることも多数。全部の小ネタが一発で分かるようなオタクになりたいぜ。

キャラクター面で言うと「柊つかさ」の「頑張ろうという気はあるがいつも意志が弱くて負けてしまう」という点やロングスリーパーな所に(勝手に)シンパシーを覚えて観ていた。また、そういったキャラだからこそのovaでのバレーボール回は非常に良かった。一発スイッチを入れて戦いはするが、結局日頃からきちんと努力しているかがみには一歩及ばない。この結末が柊つかさというキャラクターを体現するような回でとても気に入っている。

さらに彼女のキャラソン、「寝・逃・げでリセット!」これがまた素晴らしい曲で、寝逃げをテーマにするようなキャラクター性に寝起きで頭の働いてないような歌詞。「これはもう俺を救うために生まれたキャラなのでは?」と対人経験の少ないオタク特有の拡大解釈により思わず錯覚してしまった。

これまでニコニコ動画流星群とかで断片的に聞いたことはあったが、らきすたを観てから初めて全編聞いて、なんでもっと早く聞かなかったんだと後悔。

でも意志の弱いロングスリーパーとか現実に居たらただの甘ったれダメ人間なんだよね…

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にしても日常アニメというのはなぜこうも見終わった後いつも心にドでかい穴の開いたような消失感が残るのだろうか;;こんな悲しい気持ちも寝逃げで忘れるとしますか…

勇気爆発 バーンブレイバーン 7話まで

説明しよう、勇気爆発バーンブレイバーンとは今期の冬アニメの一作。地球に突如現れた謎の敵勢力、「デスドライヴス」と同じく突如現れた「ブレイバーン」というロボット生命体と搭乗者「アオ・イサミ」を中心とする人間達の戦いを描くロボットアニメ、そして私とイサミの熱い魂の物語なのである!(cv:ブレイバーン)
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冗談は置いておいて、現在放送されてるアニメ、ブレイバーン。今作はロボットアニメという前提で見るとかなり尖った作品になっている。まず主人公機ブレイバーンの癖と自我がとても強い。主人公であるイサミに対する異常なまでの愛と執着、イサミの事情もお構いなしにぐいぐい近寄ってくる距離感、挙句の果てにもう一人の主人公「ルイス・スミス」が搭乗を希望しても「生理的に無理」とかいうおおよそロボットが言うようなセリフではない理由で拒否ってくる。さらにロボットアニメの「お約束」的なものにも妙に強いこだわりを見せており、登場時に自分の背後に自分のロゴマークを’自分で’映し出したり、武器や能力の解説を自らがナレーター口調で説明したり…といろいろとブッとんだロボットである。

OP楽曲のジャケットの画像がこれ。なに当然のごとくマイク握って微笑んでるんだよ。

ブレイバーン以外にもやたらと生々しい人間関係や描写(主にBL寄りな)が多く、EDではイサミとスミスが雨の降る中歌いながら服を脱ぐというまじでBLアニメを見終わったとしか思えない視聴感を得ることができる。

序盤(1~3話)までは主人公が突然現れたロボットに訳も分からず乗せられ周りに振り回され、最終的に閉じこもってしまうという展開から非常にエヴァ味を感じ、「そういう路線で行くのかな。」と思っていたが、4話でメンタルがある程度回復し、真っ当なロボット物のストーリーへと変わっていったので「王道路線では行くけど他ロボットアニメへのリスペクトは欠かさないよ」という製作の意思が伝わってくる。実際、ロボットデザインにも随所に他ロボ系作品へのオマージュが見て取れるし。

現在7話まで放送されているが正直話の着地点が全然予想できない。ドシンプルにデスドライヴスの謎とか諸々が明らかになって元凶を倒しに行く展開もあり得れば、これからもっとキャラクターの心情描写とかが増えて生々しい終わり方をするのかもしれないし、全然予想できないオチのつけ方で終わるかもしれない。いずれにせよ今後の展開が非常に気になる作品。

全然関係ないけどクピリダスが色合いとか声優も相まってアレクシスケリヴにしか見えなくて良い。ちなみに公式サイトを見てみるとスペルビアは「高慢」、クピリダスは「強欲」を司るという本編だけでは全く分からない情報が載っているため、ここら辺から考えるにデスドライヴスは七つの大罪が元ネタになってるのかなーとか妄想したり。

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三島由紀夫金閣寺』(新潮文庫)

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金閣寺放火事件を基にした三島由紀夫の長編小説。主人公、溝口は生まれつき吃音と醜い容姿により周りに馴染めず、幼少期から持つ金閣への強い憧れ、美的感覚を肥大化させ、遂にはその金閣を自らの手で燃やすまでの顛末が濃密な心情描写と硬派な文体によって描かれている。

いやね、これはね、やばい。この小説一番の魅力は気持ち悪いほど丁寧に描かれる完全に自意識を拗らせた主人公の思考、心情なのだけど、これがまた同じく自意識を拗らせた自分にクリティカルヒット。世間からずれ、他者に理解されないという業を背負った主人公の社会への憎悪、疎外感、厭世観。そして鬱々と培養される気色悪い自意識と余りにも幼稚だが持たなければ自我を保つことすらできないみずぼらしいプライド。あらゆる点で、自分がぼっちだった時のトラウマが蘇り、読んでる最中こちらも苦しくなってくるほど感情移入してしまってほんとにキツかった。

もう一つ重要になってくるのは主人公のもつビンビンに尖った美的センスである。溝口は物語の序盤に有為子という女の子に対して好意を向けるのだが他者との距離の測り方がわからないぼっちなので朝早くに出る有為子に待ち伏せして話しかけようとする。しかし彼が生来持つ吃音によって言葉が出ず有為子には軽蔑、嘲笑されてしまい、その結果溝口は有為子に対して死を望むほどの憎しみを覚える。その後色々あって有為子は溝口の目の前で撃ち殺されてしまうのだが、その時に溝口は「美しいものが目の前で破壊されていく時に放つ美しさ」にどんどん魅せられ、物語の要所要所でその価値観を確認することができる。さらにその感覚は金閣と結び付き、最後には金閣を自らの手で燃やし破壊するという結論に到達する。にしてもかっこいいよね、幼少期に埋め込まれた絶対的かつ圧倒的な美というぶっとい芯の通った観念。このでかすぎる美の存在のせいで主人公は美を呪い呪われ金閣を焼いてしまうのだけれど。僕は美についてここまで強い存在を考えたことがなかったので自らが美しいと思ったものに苦しみ締め付けられる姿にはある種の尊敬の念を抱いてしまう。こんな物語に加えこんな結末とわかっているのに読み終わった後にはなんとも爽やかな気持ちで満たされた。主人公が金閣を焼いてその呪縛から解放されたからだろうか?彼の最後の「生きようと思った」というセリフにはそれまで読んできたネチネチした意識に塗れた言葉とは180°逆の純朴さと真っすぐな決意を感じた。彼にかかった金閣の呪いを自らの手で解くことでようやく彼は一人の人間として完成したのだ。

しかしどうしてここまで鬱屈とした文章が書けるのか、それもそのはず、これは三島自身が感じたことを参考にしているからである。三島は当時体が弱く、他の同級生から揶揄われる日々、医師の誤診によって戦争に出兵できなかった経験、戦時中と戦後で目まぐるしく変わる価値観への混乱と疑問。彼のコンプレックスは類まれなる才能によって「近代日本文学の傑作の一つ」と言われるまでの作品に昇華されたのだ。

内容が難しくて理解できてないところもいっぱいあるだろうし、シンプルにめっちゃ面白いのでまたしばらく経ったら読み直そうと思う。せっかくだし三島の他の本も読んでみようかな。

にゃるら『蜘蛛』(講談社)

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「NEEDY GIRL OVERDOSE」を作ったにゃるらさんによる文芸小説。若さを持て余し孤独と共に将来への淡い希望を抱く何物でもないアニメアイコンの女の子「かな」があまりに美しくまるで蝶の様な美少女「あめ」と出会い彼女の人生は大きく動いていく。

これまた拗らせめんどくさオタクに対する会心の一撃たる作品。なんでもないアニメアイコンのかなの中途半端な孤独と反骨心、唯一持つ「若い時間」という価値と、それをいたずらに浪費する恐怖。それだけではなく、かな以外の登場人物の持つ性格の欠点や人間関係など、あらゆる点がにゃるらさんの美しく中毒性の高い文章によって生々しく表現されている。僕は終末時計くんが一番効きました。

それらの一般人とは一線を画す存在として描かれるのがあめちゃん。ニディガをちょっとでも知っていたらその正体はすぐわかるがまあわかんなくても全然話についていけるしむしろそっちの方が衝撃があって面白いかもしれないなとは思った。ひょんなことから、かなはあめちゃんと連絡先を交換し彼女の独特で崇高な世界の虜になっていく。このかなとあめちゃんのやり取りがとても良くて、明らかに他とはオーラの違うあめちゃんを前にかなはあまりに矮小な存在で、会話やともに歩くことですらまるでギャルと喋る時の陰キャみたいな焦り方をしてしまう。だが話が進むにつれ「壁」はあるものの徐々に二人の距離は近づき、後半では夜の閉店したショッピングモールのガラスを叩き割り、一緒にゲームセンターにあるメリーゴーランドに乗りに行く。こんな現実抜け出して二人で夢を見に行くぞ。

だがある時かなは距離を測り損ね、越えてはならない「壁」を越えてしまう。その結果かなとあめちゃんの関係は破滅しかなの眼前からあめちゃんは居なくなってしまった。しかし彼女がかなに残した(「施した」と言った方がいいかもしれない)救いと狂気は計り知れず、彼女にもう一度巡り合うためかなは持っている物全てをかなぐり捨てて配信者という修羅の道を進むことを選ぶ。結局人間は追い込まれないと行動できない生き物なのだなあ。

特にすごいと思ったのが世界観の作り込みで、現代におけるネットに常時接続される若者の窮屈さや焦燥感、うっすら見える諦めに近い暗い未来と、同じく僅かながら見てしまう淡い期待がここまで解像度高く描けるものなんだと驚かされた。更に僕は暇な時ににゃるらさんのブログを読み耽っていたのでその前提を持ってこの小説を読んだとき「この記事もあの記事も全てこの小説のための布石だったのか…?」と思ってしまうほど現代社会とにゃるらワールドの完璧なハーモニーが奏でられていた。ちなみに僕が一番好きなにゃるらさんの記事はこれ。

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総じてにゃるらさんの我がすべて詰め込まれた様な素晴らしい作品でした。小説二冊目の話も進んでいるらしいのでそっちも期待したい。

音mad諸々

 

奥の部屋世界宛て書簡

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黒塗り世界宛て書簡の(多分)私的mad

あまりテンプレに則らないかっこいい映像構成が刺さる。

黒塗り世界宛て書簡のmadもだいぶ煮詰まってきて色んな構図や作り方があって見ていて面白い。最初の街角のような雰囲気はこの黒塗りが思い出される。

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オーバーヒート

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オーバーライドのPOKELOID+シャンデラ人力のポケモンmad。

人力もPOKELOIDもどっちもやってるのがすごい。オーバーライドmadは良madも見られるうえにかわいい絵もいっぱい見れてお得。イーユイに煽られてるとこすき。

 

 

ぼっち@れいしすと

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racist_ bocchi memeのmadでもお気に入りの作品。音合わせの仕方が心地いい。

ぼっちざろっくは虹誰とか後藤ちんとかニジカとかへんなミームいっぱいあって楽しいね。他のぼざろmadで好きなのはこれとか

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これオススメです。

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以上が2月に観たり読んだりしたものまとめ。ブログ書くのって難しいね。ほんとは2月中に上げようと思ってたけどだらだら書いてたら気づいたら3月になっちゃった。とりあえず来月(もう今月)の分も上げるためにいっぱい色んなもの摂取していこうと思うよ。

でわでわ